慢性症状に効果がある意外な治療法？

世の中には沢山の治療があります。

慢性症状の場合、基本はQOLの向上と、睡眠・栄養・運動・呼吸・思考などの生活習慣の改善であることには変わりません。

ですが私個人的には、患者さんに「治療」という概念を狭めてほしくありません。

コレをしないと治らない。とか、アレをしても意味がない。とか、そう言う風に思ってほしくないのです。

人の脳や身体はまだまだ分からないことだらけです。

意外な行動が改善に繋がることも珍しくありませんので、是非チャレンジしてみてください。

トライandエラー！トライandエラー！トライandエラーです！！

① 乾布摩擦

いきなり古風な方法で申し訳ないのですが、最新が良いわけでもありません。

そもそも、乾布摩擦で血行がよくなる理由は「摩擦による熱」ではないと私は思っています。

気持ちがいい感触が得られれば自然と血行は促進されるので、ソレです。

血行促進・免疫力向上・ゲートコントロールによる疼痛緩和。色々効果があります。

ゴシゴシやらず、気持ちがいいレベルで擦りましょう。

② BBQ

バーベキューで得られる経験は、何も食事だけではありません。

火を起こして焚火の様に当たると気持ちが良いですし、屋外の食事は何だか心を開放してくれます。

普段話さないコトを家族と話したりするには最適な空間ですよ。

準備や片付けも、けっこういい運動になりますしね。

③ 絶叫マシン

これは患者さんのリアル体験からの抜擢です。

不安症と鬱病を患っていた患者さんが、暇がある時にジェットコースターに乗るようにされました。

理由は「心が動かなかったから、少しでも気持ちを刺激したくて」だそうです。

結果として、みるみる内に沈んだ気持ちが前向きになってきたので私も驚きました。

遊園地での楽しい雰囲気や移動時の運動なんかも関係したのだと思いますが、こういう治療も有りだと私は思います。

④ 自転車

これは私自身の経験ですね。

2時間ほど自転車を無心になって漕いでいると、なんだか吹っ切れたことがあります。

別に登山でも、水泳でも、ランニングでも構いません。

無心になってゴールを目指す行動は、自分の気持ちをリセットしてくれます。

びしょびしょになるまで汗をかくのは、本当に気持ちが良いです。

⑤ 映画・ドラマ・アニメ

自分の事を見すぎて嫌いになる時があります。

そんな時は他人を見ましょう。出来るだけ楽しい内容が良いですね。

人の数だけ物語はあります。

色々な価値観を見て、共感して、自分のものにして下さい。

オススメは「always３丁目の夕日」シリーズです。