最終章　皆さんへメッセージ

睡眠の改善をしないと二進も三進もいかなかったので、２日に１回はよく寝る生活をしました。寝るのが無理な時は、起きておこうと決めていれば、そこまで苦ではありませんでした。

仕事の合間や帰宅してから運動をして、プロテインを飲んでタンパク質を摂取して、風呂は浴槽に湯を張って、決まった時間に床に入り、決まった時間に起きる。

やれる事を出来るだけ多く、治るまでやる。結局はその積み重ねでした。

色々な症状がありましたが、最初の発症から約１年半。

2020年の暮れには『私は健康です』と誰にでも言える状態になり、途中から元の健康レベルを通り越してしまいました。

最後に

患者さんに、私がうつ病だった話をすると、皆さん『先生は、鬱にはならない性格だと思っていました』と言われます。今の私がそう思うくらい明るく見えるみたいです。

そして『先生でもなるのかと思うと、自責の念が少し軽くなります』とよく言われるので、今回書くことに決めました。

誰にでも健康を崩す可能性はあります。

何かが劣っていたり、欠落していたりしているわけではないのです。

生活習慣やQOL（生活の質）が低下していることに、自覚がないだけです。

キッカケはいつやってくるかわかりません。

備えは常に必要です。

私の体験が、何かの参考になれば幸いです。

投稿日：2022年12月14日