【精神疾患って何？】わかりやすく解説｜整体院サンテ

精神疾患とは、思考・感情・行動などのバランスが崩れ、自分の意思ではうまくコントロールできなくなる状態を指します。

誰にでも気分の浮き沈みやストレスはありますが、それが長く続き、日常生活や人間関係、仕事などに支障をきたすようになると、医療や専門的なサポートが必要になります。

〈代表的な精神疾患〉

うつ病・不安症（群）・パニック症・強迫性障害・適応障害などがあります。

現在では、成人の約2人に1人が一生のうちに何らかの精神疾患を経験するといわれており、決して特別なことではありません。

しかし、実際に専門家の支援を受けられている人は全体の2割ほどにとどまり、

「気の持ちよう」「怠け」といった偏見が残っているのが現状と言えるでしょう。

精神疾患・精神障害・精神病は、いずれも心の健康に関連する言葉ですが、明確に分類するとそれぞれ異なる意味を持っています。

1. 精神疾患：精神に関連するさまざまな病気（疾患）を指します。精神に関する不調は精神疾患に含まれます。

2. 精神障害：精神疾患による身体的な機能低下や、社会活動に影響が出ている状態を指します。

3. 精神病：精神疾患の中でも幻覚・妄想などの症状がみられる病気を指します。

これらは、よく混同されがちですが、違いを知っておくと症状の理解を深めるきっかけにもなりますので、専門的な情報を調べる上で整理しておくと良いでしょう。

精神疾患は、ひとつの原因で起こるわけではありません。

複数の要因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。

〈主な4つの要因〉

1. 遺伝的要因：もともとの体質や遺伝的な傾向

2. 生物学的要因：脳や神経、ホルモン、自律神経などの働きの乱れ

3. 心理的要因：性格傾向、思考のクセ、ストレス耐性など

4. 環境的要因：家庭・職場・人間関係・社会的ストレスなど

脳の中では、神経伝達物質（セロトニンやドーパミンなど）の働きや、自律神経・ホルモンのバランスが崩れることで、心の不調があらわれます。

精神疾患は「心の病気」であると同時に、「体の病気」でもあるのです。

〈心身相関〉心と身体は常に双方向でつながっています。

ストレスを感じると、脳の視床下部が刺激され、自律神経を通じて全身に影響が広がります。

心の状態が体の緊張や内臓の働きに影響を与え、逆に体の不調が心の不安や抑うつを強めることもあります。

そのため、「心だけ」「体だけ」をケアしても、根本的な回復は難しいのです。

整体院サンテでは、精神疾患や自律神経の乱れを「心と体の両面から整える」ことでサポートしています。

〈手技療法による身体のアプローチ〉

内臓調整・頭蓋調整などの手技で、身体の緊張をゆるめ、自律神経のバランスを整えます。

呼吸の浅さや内臓のこわばりが改善されることで、睡眠や食欲、気分の安定にも良い変化があらわれます。

〈心理療法によるメンタルのアプローチ〉

カウンセリングや認知行動療法（CBT）を通して、思考・感情・行動のパターンを整理し、

ストレスへの向き合い方を身につけていきます。

身体的なケアと心理的サポートを同時に行うことで、

心身が本来もつ「回復する力（自己調整力）」を高め、再発しにくい安定した状態を目指します。

精神疾患は、心の弱さが原因では決してありません。

誰にでも起こりうる「心と体の不調」です。

私自身、知識としてだけでなく、うつ病や解離性障害などを過去に経験し、心と体の関係を深く実感しています。

サンテでは、単なる慰めや励ましではなく、“どう整えていくか”を患者さんと一緒に見つけていきます。

正しい理解とサポートがあれば、少しずつ整えていくことができます。

整体院サンテは「ココロとカラダを整える　新しい整体」として、患者さんが再び穏やかに日常を過ごせるよう、心身の両面から寄り添っていきます。