【その他関連カテゴリー｜ストレス・機能性身体症候群・HSPなど】わかりやすく説明｜整体院サンテ

心と体の不調には、明確に「精神疾患」「心身症」「自律神経失調症」と分類できないものが数多く存在します。

 

これらは“関連カテゴリー”として、医学的にも曖昧な位置にありますが、実際には多くの方がこの領域で悩んでいます。

 

ここでは、代表的な6つのカテゴリーを紹介します。

 

※いずれも精神疾患や心身症に属しますが、明確には分類できない症状です。

 

 

① ストレス関連障害（ストレス性障害）

 

強いストレスを受けたときに、心や体の機能が一時的に乱れる状態です。

 

心身症や自律神経失調症と非常に近い位置にあり、社会的ストレス・環境変化・人間関係などが引き金になります。

 

〈代表的な疾患例〉

 

•適応障害

•急性ストレス反応

•バーンアウト（燃え尽き症候群）

 

② 機能性身体症候群（Functional Somatic Syndromes：FSS）

 

検査では異常が見つからないにもかかわらず、明確な身体症状が続くタイプの疾患群です。

 

神経・免疫・内臓の働きが複雑に関与しており、脳と体の連携異常が背景にあると考えられています。

 

〈代表的な疾患例〉

 

•過敏性腸症候群（IBS）

•線維筋痛症

•慢性疲労症候群（CFS）

•顎関節症（TMD）

 

③ 心体症（Psychophysiological Disorder）

 

精神的な症状と身体的な症状が同時にみられる状態です。

『心身症』に近いですが、より精神面の比重が大きい点が特徴です。

 

うつ病や不安症などの精神疾患に伴って、身体の不調が強く現れることがあります。

 

〈代表的な疾患例〉

 

•うつ病＋胃腸障害

•パニック障害＋動悸・めまい

•不安障害＋過呼吸発作

 

④ 慢性ストレス・慢性疲労状態

 

医学的な診断名はつかないものの、長期的なストレスや過労により、心身の機能が低下している状態です。

 

ホルモンバランスや自律神経のリズムが乱れ、睡眠や食欲、集中力などに影響します。

 

〈主な特徴〉

 

•疲労感・倦怠感の持続

•睡眠リズムの乱れ

•頭重感・集中力低下

•意欲の低下や気分変動

 

⑤ 神経症（Neurosis）

 

心の反応が過敏で、強い不安やこだわりが行動や体調に影響する状態です。

精神疾患ほど重症ではないものの、長期化しやすい傾向があります。

 

神経症は、かつて広く使われていた診断名で、現在は「不安症」「強迫症」などに細分化されています。

 

⑥ 発達特性・HSP（Highly Sensitive Person）などの“敏感気質”

 

病気ではありませんが、生まれつき神経系が繊細で刺激に敏感なタイプの人を表すカテゴリーです。

 

周囲の環境変化や人間関係のストレスを受けやすく、自律神経の乱れが起こりやすい特徴があります。

 

〈主な傾向〉

•光・音・人混みに敏感

•他人の感情に影響されやすい

•常に緊張感が抜けない

•小さな変化にも強く反応する

心身の不調は、必ずしも明確な診断名で説明できるものばかりではありません。

 

精神疾患・心身症・自律神経失調症、ここで紹介した関連カテゴリーは、“心と体のバランスの乱れ”という共通点を持っています。

 

あくまで診断名は後付けであって、状態を明確に表すものではありませんので、状態の理解をしっかりとやりましょう。

 

整体院サンテでは、診断名の有無にとらわれず、心と体の両面から回復をサポートします。

 

どの段階であっても、あなたにとって最適な整え方はあります。

 

一緒に見つけていきましょう。