【自律神経失調症と心身症と精神疾患の違い】
わかりやすく説明｜整体院サンテ

「病院で検査しても異常がないのに、体の不調が続く」

「ストレスが原因かもしれないと言われたけど、どうすればいいのか分からない」

そんな時、最近よく耳にするのが “自律神経失調症” という言葉です。

ですが、似たような症状を持つ 心身症 や 精神疾患 との違いが曖昧で、混乱してしまう方も少なくありません。

ここでは、３つの状態の違いをわかりやすく整理していきましょう。

自律神経失調症は、体の機能をコントロールしている自律神経のバランスが乱れた状態です。

「体がうまく働かなくなっているけれど、まだ“病気”とは言えない段階」と言ってもいいでしょう。

例えば

•動悸、息苦しさ、めまい

•だるさ、倦怠感

•不眠、食欲不振

•頭痛、胃の不快感

などがあります。

これらは 検査では異常が見つからないことも多い 一方で、ホルモンや自律神経、炎症反応などの軽度な変化が起きている場合もあります。

つまり、「目に見えないレベルの不調」が進んでいる状態です。

心身症は、ストレスなどの心理的要因が関係して、実際の身体疾患が起きている状態です。

例えば

•胃潰瘍や過敏性腸症候群

•気管支ぜんそく

•高血圧、円形脱毛症

などがそれにあたります。

この場合、臓器や組織に医学的な異常（炎症・機能低下など）が見られるのが特徴です。

つまり、「心のストレスが体に病気として現れている状態」です。

精神疾患は、脳や神経の働きに不調が起こり、感情・思考・行動に影響を与える病気です。

例えば

•うつ病

•不安障害・パニック障害

•双極性障害

•統合失調症

などがあります。

これらは 神経伝達物質や脳機能の異常が関係している とされ、身体よりも「心（脳）」に焦点を当てて治療が行われます。

つまり、「心のストレスが脳に病気として現れている状態」です。

自律神経失調症は、心と体のバランスが崩れはじめた「前兆」のような状態です。

放っておくと心身症や精神疾患へと進行してしまうこともあります。

整体院サンテでは

•手技療法（内臓・頭蓋調整）で体の働きを整え

•カウンセリングや認知行動療法で心の緊張を解きほぐし

•呼吸法・栄養・マインドフルネス指導で日常の回復力を高める

というように、心と体の両面から「自律神経を整える」ことに特化しています。

医療の前にサポートできる事。

それが整体本来の役割だと思っています。

基本的にはリラクゼーションの専門と思っても良いでしょう。

• 自律神経失調症は「病気ではないが不調がある状態」
• 心身症は「心の影響で体に病気が現れた状態」
• 精神疾患は「心の影響で脳の働きに不調がある病気」

自律神経失調症は病気と健康の中間的な“前兆”に位置します。

だからこそ、この段階で心身を整えることが大切だと私は思います。