【心身症って何？】わかりやすく解説｜整体院サンテ

心身症とは、心のストレスが体に病気としてあらわれる状態（病態）を指します。

心の不安や緊張、葛藤といった心理的なストレスが、自律神経やホルモンのバランスを乱し、臓器や身体機能に症状を引き起こします。

〈よくある心身症〉

•胃痛や吐き気（胃潰瘍・機能性ディスペプシア）

•動悸・息苦しさ（自律神経失調症）

•頭痛・肩こり・めまい（緊張性頭痛・慢性疲労）

•過敏性腸症候群（IBS）

アトピー性皮膚炎や喘息なども代表的な心身症です。

これらは検査で「異常なし」と言われることが多いですが、実際には体がしっかりと心のストレスを受け取って反応している状態です。

心身症は「ストレスが体に出る病気」とも言われますが、単純に“気のせい”ではなく、明確な生理的メカニズムがあります。

〈4つの主な要因〉

•心理的要因：性格傾向、我慢、責任感の強さ、感情の抑圧など

•環境的要因：職場・家庭・人間関係などの慢性的ストレス

•生物学的要因：自律神経やホルモン系の過剰反応

•生活習慣要因：睡眠不足、食生活の乱れ、運動不足など

ストレスを受けると脳（視床下部）が反応し、自律神経・ホルモン・免疫系を介して全身の臓器に信号を送ります。

これが続くことで、胃腸・心臓・筋肉などに負担がかかり、慢性的な痛みや不調が生じます。

心身症の特徴は、心と体のどちらにも症状があらわれること。

心がストレスを受けると体が緊張し、体の不調が続くと心が不安になる。

このように、悪循環を起こしやすいのが心身症の特徴です。

多くの方が、「心療内科に行くほどではないけど、体がつらい」「病院では異常がないと言われたけど治らない」と感じています。

心身症は、まさにそのような“間（あいだ）”の不調と言えるでしょう。

早期に心身の両面を整えることで、慢性化を防ぐことができます。

整体院サンテでは、心身症を「心と体のつながりが乱れた状態」として捉え、

両面からのケアを行います。

▶ 手技療法による身体のアプローチ

内臓調整や頭蓋調整によって、自律神経のバランスを整えます。

胃腸や横隔膜、呼吸筋などの緊張をやわらげることで、

ストレスによる身体反応を落ち着かせていきます。

▶ 心理療法による心のアプローチ

カウンセリングや認知行動療法（CBT）を通して、

ストレスの感じ方や思考のパターンを整理します。

自分の内面を理解し、感情に振り回されない方法を身につけます。

身体を整えることと、心を理解すること。

この両輪を同時に行うことで、心身が本来もつ「自己調整力」を取り戻します。

心身症というのは、“心と体”両方のバランスが崩れている状態です。

心を理解し、体をゆるめることで、自然と元のリズムを取り戻していきます。

心身症は、ストレスや環境の変化など、誰にでも起こりうる“心と体のアンバランス”です。

病気として怖がるよりも、「自分の体が限界を知らせてくれている」と捉えることが、回復の第一歩になります。

整体院サンテでは、「ココロとカラダを整える　新しい整体」

として、心と体のつながりを大切にサポートしています。