起立性調節障害は、自律神経の働きが上手く切り替わらず、立ち上がった時や、朝の起床時に体調が崩れやすくなる状態を指します。
上記の「症状」以外にも、
・朝、声をかけても反応しない
・起きたくても身体に力が入らない
・動悸や頭痛がある
・車や電車に酔いやすい
・食欲不振や倦怠感がみられる
などの形で現れることもあります。
起立性調節障害の症状は午前中に集中しており、午後にはうって変わって元気になる事があります。
しかし、検査では大きな異常がみつからない事から、周囲には単に「怠け」や「さぼり」と勘違いされてしまい、それがきっかけで不登校や引きこもりになってしまうこともあります。
実際には、自律神経の働きが乱れる事で、循環器の調整に障害が生じ、上半身や脳への血流が低下することで発症している、と考えられています。
子どもの起立性調節障害の症状が長引きやすい背景には、「自律神経の問題」だけでは片づけられない要素が重なっています。
発達段階にある子どもは自律神経の調整機能が未熟で、
• 睡眠リズムの乱れ
• 学校や家庭でのストレス
• 環境の変化(進級・クラス替え・部活)
• 頑張りすぎる性格傾向
などの影響を受けやすい時期です。
起立性調節障害は「朝がつらい → 学校を休む → 生活リズムが崩れる → さらに朝がつらくなる」という悪循環に陥りやすい特徴があります。
勉強に遅れが生じたり、学校行事に参加できず周囲から孤立してしまうことも憂慮すべき点です。
身体は辛いのだけれども、学校へ行かなければならないという焦りが、更に症状を進行させることもあるからです。
また、周囲に理解されにくい環境が大きなストレスとなり、悪循環に拍車をかけ、症状が固定化してしまうケースも少なくありません。
このように、起立性調節障害は身体・生活・心理的負担などの要素が原因となって引き起こされ、悪循環によって長引きやすい状態と言えます。
投稿日:2022年6月13日
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