お薬のお約束

 

皆さんはどの様な時に「お薬」を使いますか？

 

怪我をして消毒液を使ったり、風邪をひいて風邪薬を飲んだり、色々な時にお薬の力を借りていると思います。

 

お薬を飲んだら熱が下がった。

 

抜歯した痛みが引いた。

 

そんな経験がある一方で、ほうっておいても熱や痛みが治った。という経験もありますよね？

 

本来、ほうっておいても人には『自然治癒力』があります。

 

お薬の役割とは、その自然治癒力を『補助』するものです。

 

あくまで補助で、メインではないのです。

 

熱を抑えたり、痛みを和らげたりする効果はありますが『治す』効果は治癒力以外には無いのです。

 

それは、うつ病や不眠症などの精神疾患でも同じです。

 

お薬のお約束とは

 

「薬を飲む代わりに、○○をしましょうね」というものです。

 

風邪薬であれば「暖かくして安静にしましょうね」です。

 

風邪薬を飲んだからといって、薄着をして夜更かしをして等の生活では治るものも治りませんよね？

 

約束の基本は「生活習慣」にあります。

 

お薬を飲んだらすぐ治りました！

 

という方は大勢いらっしゃるでしょうが、それは

 

お薬を飲んでいる間に、良い生活がおくれているから治った。という事です。

 

慢性症状の場合、生活が乱れているわけですから、そのままではいけません。

 

『薬を飲んだからOK』なんて考えは、危険です。

 

QOLの向上こそ、治癒力が働くコツです。