人を動かすには『正論』よりも『共感』が先
その③

正論を「その人が経験したからこそ、正しいと思える理論」とするならば

 

その前の共感は「助言する側も、助言される側も、想像の中で同じ立場で経験する」事ができます。

 

お互いに結果のみではなく、過程を考えるきっかけになるわけです。

 

よく「人の立場になって考えましょう」と言われていますが、それが『共感』する事の役割になるんですね。

 

この様に相手に『共感』して、相手のことを客観的に理解しようとする取り組みを『治療的自己』と言います。

 

主に心身症患者さんの施術に当たる際に言われる言葉ですね。

 

『治療的自己』は、知識や技術、経験にも勝る重要な資質だと言われています。

 

実際に、治り方や患者さんの施術への取り組み方も『共感』によって変わってきますので、非常に大切です。

 

コレは、施術の場面だけでなく、あらゆる人間関係にも同じことが言えます。

 

さしずめ、アドバイスをする側の人は、「できているから」アドバイスができるのですが、受ける側の人は「できないから」困っているのです。

 

それを簡単に「相手にもできる」と思い込んでしまうのは、いささか配慮にかける言動です。

 

もちろん、そこまで藪から棒にアドバイスをする人は稀でしょうが、意外と子育てや、仕事を教える際には、自分基準で言っているものです。

 

その人の為を思ってのアドバイスでしょうから、正論を説く前に、先ずは共感からしてあげてはいかがでしょうか。

投稿日:2022年12月26日

院長 折居俊樹(おりいとしき)

院長の折居です。
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整体院サンテ院長

整体師

カイロプラクター

スポーツトレーナー

自律神経調整師

剣道4段

福岡市東区志賀島生まれ。海と山、両方の自然を駆け回り育った野生児。整体への追及や意欲は、患者や同業者から『異常』や『変人』と畏れられる。

カイロプラクティック(ディバーシファイド・ガンステッド)・オステオパシー(内臓マニピュレーション・頭蓋マニピュレーション)の技術を中心に取得。

慢性疼痛治療の中心となる心理療法・運動療法を心療内科医・理学療法士に師事し習得。

その他、メンタルヘルスマネジメント・栄養学・薬学・漢方薬学・認知行動療法・睡眠法・呼吸法など各専門科に師事し習得。

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