ストレス社会への啓蒙

 

『仕事による強いストレスなどが原因で、何かしらの精神疾患になった』

 

一昔前だと「根性論」で片付けられてきた問題ですが、最近ではテレビやネットの普及で、だんだん正しい情報が理解されてきました。

 

そのせいなのか、昨年度の労災の申請がされた件数が過去最多になったそうです。

 

厚生労働省の発表によれば、2022年度に『仕事による精神疾患』での労災の申請がされた件数は2683件。

 

前年度より300件余り増え、調査を始めて以来、最も多く申請がなされているとの発表でした。

 

そのうち、実際に精神疾患で労災を認められたのは710件で、こちらも過去最多らしいのですが・・・

 

申請したい人は、きっとこの100倍くらい居るんだろうな～、とついつい思ってしまいます。

 

きっと、これから毎年のように記録は更新されていくでしょう。

 

それは、新しくストレスに傷ついていく人が増えていくわけではなく、既に自分が傷ついている事に気づく割合が増えていくからです。

 

肩こり、腰痛、頭痛、その他もろもろの慢性疼痛などを抱えている人が、心身の不調はストレスが必ず要因に含まれると気が付くからです。

 

早く、そのようになればいいと私は思います。

 

そして、労災を申請するまで悪化させるのではなく、早く自分の傷に気が付いてほしいです。

 

「あっ、口内炎が増えたな」程度で、生活習慣を見直そうと思ってくれるようになるまで、啓蒙活動が進めば良いなと思います。