なにかと疲れやすい性質『HSP』

『HSP』とは、Highly Sensitive Personの略で、アメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士が提唱した心理学的概念です。
 
神経が細やかで感受性が強い人の性質のコトで、約5人に1人はHSPと考えられています。
 
HSPには、特徴的な4つの性質「DOES(ダズ)」があります。
 
Depth of Processing/深く処理をする
簡単に結論の出るような物事であっても、深くさまざまな思考をめぐらせる。
 
Over stimulation/過剰に刺激を受けやすい
刺激に対する反応が強く表れやすく、疲れやすい。
 
Emotional response and empathy/全体的に感情の反応・共感力が強い。
他人との心の境界線が薄く、相手の感情の影響を受けやすい
 
Sensitivity to Subtleties/些細な刺激を察知する
他の人が気づかないような音や光、匂いなど、些細な刺激にすぐ気づく。
 
 
感覚的な刺激に対して無意識的・反射的に対応する脳の部位、「扁桃体」の機能が過剰に働きがちな『HSP』は、HSPではない人と比べて刺激に強く反応し、不安や恐怖を感じやすいと言われています。
 
・・・と、ここまで調べていて思うのですが。
 
実は『HSP』には、まだはっきりとした診断基準がありません。
 
「HSP」ってほとんど全員に当てはまるのではないでしょうか?
 
そもそも、障害や症状ではないのがHSPの興味深いところ。
 
人間は、体調が良い時と悪い時とで、思考も変化すると私は思っています。
 
普段は明るい能天気そうな人でも、何か問題を抱えると物事に敏感になったり、過剰に反応したりするものです。
 
自分は「HSP」だと思うのは本人の自由ですが、それを生まれつきだと決めつけるのは時期尚早だと思います。
 
もちろん否定はしませんが、最近の流行りですかね?
 
『私も~。』
 
みたいな空気が、ちょっと気になっています。
 
まず、自分なりにでも良いので、ベストな生活習慣に努めているのか?
 
それなしでは、何も判断できないのではないでしょうか。

投稿日:2022年12月27日

院長 折居俊樹(おりいとしき)

院長の折居です。
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整体院サンテ院長

整体師

カイロプラクター

スポーツトレーナー

自律神経調整師

剣道4段

福岡市東区志賀島生まれ。海と山、両方の自然を駆け回り育った野生児。整体への追及や意欲は、患者や同業者から『異常』や『変人』と畏れられる。

カイロプラクティック(ディバーシファイド・ガンステッド)・オステオパシー(内臓マニピュレーション・頭蓋マニピュレーション)の技術を中心に取得。

慢性疼痛治療の中心となる心理療法・運動療法を心療内科医・理学療法士に師事し習得。

その他、メンタルヘルスマネジメント・栄養学・薬学・漢方薬学・認知行動療法・睡眠法・呼吸法など各専門科に師事し習得。

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