カウンセリングとは、医師やカウンセラーが「心の悩み」の専門家として、色々な観点からアドバイスや支援をする心理療法です。
最近は日本でもよく聞かれるようになってきましたが、まだまだ馴染みは浅いですね。
カウンセリングをするとどういう効果があるのでしょうか?
【気持ちの整理】
なんのためにやるのか?と聞かれれば一番は『気持ちの整理』です。
人は、頭の中だけで情報を完結できる程、考えまとめる能力に長けていません。
患者さんの頭の中には、《○○が怖い》《△△が気持ち悪く感じる》など、不安や悩みなどが無数の「点」の様に存在しています。
「点」単体では漠然とし過ぎていて、取りつく島もない状態ですが、お話ししている内に考えがまとまってきます。
『あー、本当はこう思っていたんだな自分』
と思えると「点」同士が「線」として繋がり、もやもやしていた心がスッキリとします。
それから答えを見つけ出す患者さんも意外と多いです。
【俯瞰したモノの見方】
不安やストレス状態が長びくと人は前頭葉のブレーキが上手く働かず感情的になってしまいます。
基本的に感情的な状態での行動は、何をやっても上手く行った気がしません。
薬と同じで、全ての行動には「作用」と「副作用」のように相反する面があります。
走れば疲れますが、筋力や体力がつきます。
食べればお腹が満たされますが、消化中は怠いものです。
その結果を、良いか悪いかではなく、どちらもあって当然だと思えるには感情的な見方では難しいのです。
だいたい悪い方ばかり目について、後悔します。
どちらも受け入れる俯瞰したモノの見方は、患者さん本人だけでは気が付きにくいのでカウンセリングを通して、モノの見方を変える事ができます。
他にも、カウンセリングから得られるものは多くありますが、そのほとんどが患者さん本人の中に元々あるものです。
悩みの内に秘められている「答え」を探すには、独りで悶々と考えるよりもカウンセリングを利用すると良いでしょう。
投稿日:2024年3月20日
院長の折居です。
あなたのお悩みを解決します!
整体院サンテ院長
整体師
カイロプラクター
スポーツトレーナー
自律神経調整師
剣道4段
福岡市東区志賀島生まれ。海と山、両方の自然を駆け回り育った野生児。整体への追及や意欲は、患者や同業者から『異常』や『変人』と畏れられる。
カイロプラクティック(ディバーシファイド・ガンステッド)・オステオパシー(内臓マニピュレーション・頭蓋マニピュレーション)の技術を中心に取得。
慢性疼痛治療の中心となる心理療法・運動療法を心療内科医・理学療法士に師事し習得。
その他、メンタルヘルスマネジメント・栄養学・薬学・漢方薬学・認知行動療法・睡眠法・呼吸法など各専門科に師事し習得。
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