身体が悪くなってしまうと「改善には何が必要なのだろう?」と考えます。
手を刃物で切ってしまった時には“絆創膏や消毒液”
捻挫や打撲をしてしまった時には“アイシングやテーピング固定”
怪我や原因のある病気などの急性症状の場合、改善に必要なモノは、その時にだけ必要なモノばかりです。
言ってしまえば、日常生活とは普段なんら関係のないイレギュラーなモノで、遭遇さえしなければ、必要の無いモノになります。
先に書いた絆創膏なども、手術もお薬も、健康な状態では必要ないはずです。
それは急性症状が突発的なイレギュラーだからに他なりません。
事故も、病気も、怪我も、イレギュラーです。
ところが、慢性症状はそうではありません。
急性症状とは反対に、日常生活が密に関係している症状=生活習慣病だからです。
睡眠・食事・運動・人間関係・金銭面・仕事面・家庭環境・社会環境・・・・
これらの数えきれない要因は、突発的や特異的な要因ではなく、毎日直面する不変的な要因です。
そんな普遍的な要因が、慢性症状を引き起こしている事に、患者さんはあまり気づけません。
自分が抱えている症状を、急性症状だと思い込み、改善に必要なモノも特異(イレギュラー)なモノでなければいけないと思い込んでしまっています。
慢性症状の改善に必要なモノは、毎日に必要なモノです。
睡眠・食事・運動を基本とする生活習慣です。
ADL(日常生活動作)とQOL(生活の質)の向上です。
イレギュラーなんかじゃありません。
投稿日:2023年5月8日
院長の折居です。
あなたのお悩みを解決します!
整体院サンテ院長
整体師
カイロプラクター
スポーツトレーナー
自律神経調整師
剣道4段
福岡市東区志賀島生まれ。海と山、両方の自然を駆け回り育った野生児。整体への追及や意欲は、患者や同業者から『異常』や『変人』と畏れられる。
カイロプラクティック(ディバーシファイド・ガンステッド)・オステオパシー(内臓マニピュレーション・頭蓋マニピュレーション)の技術を中心に取得。
慢性疼痛治療の中心となる心理療法・運動療法を心療内科医・理学療法士に師事し習得。
その他、メンタルヘルスマネジメント・栄養学・薬学・漢方薬学・認知行動療法・睡眠法・呼吸法など各専門科に師事し習得。
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