「するモノ?」と「されるモノ?」

 

「早く寝なきゃ」と思っている時に限ってなかなか眠れない、逆に「起きなきゃ」と思っていたのにいつの間にか眠ってしまった。

 

そんな経験が、皆さんにも在るかと思います。

 

私たちの身体は、時に自らの意思に反して様々な反射現象がおこります。

 

国語の授業になりますが「受動」と「能動」という捉え方があります。

 

自らが進んで積極的に「する」ことを「能動的」と言い、仕事をする・勉強をする等、本人の意思による行動状態。

 

逆に他の要因によって受け身的に「される」ことを「受動的」と言い、仕事をさせられる・勉強させられる等、本人以外の意思による行動状態となります。

 

では、先ほどの「睡眠」はどうでしょう?

 

別に他の誰かが「眠らせない状態」や「起きていられない状態」を強要しているわけではありません。

 

敢えて言うならば、脳の神経伝達物質や血中のホルモンによってコントロールされている状態です。

 

しかし、神経伝達やホルモンには独立した意思などはないので、それまで過ごしてきた流れでの『結果』です。

 

朝の10時にお腹いっぱいにご飯を食べて、12時になったからといってお腹が空くように「する」ことも、他の要因で「される」ことも不可能なように。

 

寝る時間帯になってから、初めて睡眠状態をコントロールしようとしても不可能なのです。

 

それは「能動的」でも「受動的」という概念では、腑に落ちる説明ができない「生体の反応」のようなモノが働いた「結果」です。

 

論理的に考えると難しいのですが、健康な時はこの「結果」を自然の流れで当たり前のように我々はこなしています。

 

睡眠に限らず「リラックス」や「やる気」も、自分の意思で「するモノ」でも誰かによって「されるモノ」でもありません。

 

今日一日どうすごしたか?の「結果」です。

 

そう考えることで「自分はなんで○○ができないんだろう?」と思わなくて済みます。

 

それらができずに困っている場合は、一旦それらから目を離してみると、意外と上手い「結果」がついてきますよ。

 

投稿日:2023年10月3日

院長 折居俊樹(おりいとしき)

院長の折居です。
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整体院サンテ院長

整体師

カイロプラクター

スポーツトレーナー

自律神経調整師

剣道4段

福岡市東区志賀島生まれ。海と山、両方の自然を駆け回り育った野生児。整体への追及や意欲は、患者や同業者から『異常』や『変人』と畏れられる。

カイロプラクティック(ディバーシファイド・ガンステッド)・オステオパシー(内臓マニピュレーション・頭蓋マニピュレーション)の技術を中心に取得。

慢性疼痛治療の中心となる心理療法・運動療法を心療内科医・理学療法士に師事し習得。

その他、メンタルヘルスマネジメント・栄養学・薬学・漢方薬学・認知行動療法・睡眠法・呼吸法など各専門科に師事し習得。

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