それって意味あるの?「強押し系のマッサージ」

漫画のボクサーの話しなのですが「腹筋パンチ」なる練習方法があります。
 
目的としては、腹筋を鍛える事・腹筋のダメージに慣れる事。だと思います。
 
私は、ボクシングをしたことはありませんが、剣道をやっていました。
 
確かに、剣道の「小手」なんかも、素人が打たれると痛そうにしますが、私は何ともありません。
 
おそらく、痛みに慣れたのでしょう。
 
話しを本題に移します。
 
マッサージで「強押し」を希望される患者さんがいます。
 
「自分はこんなに固いので、全力で強く揉んでくれ!!」
 
という気分なのでしょうが、それは逆に身体をこわばらせる結果になります。
 
何故なら、それは「腹筋パンチ」と同じだからです。
 
患者さんが、肩や腰を固く鍛えたいのであれば間違ってはいませんが
 
おそらく、それはないでしょう。
 
想像していただくと分かるのですが
 
「お腹を殴られる時」に、腹筋の力を抜く人は居ません。
 
施術者に「強く押してくれ!」と頼んだ以上、患者さんの身体は力んでいる事でしょう。
 
それに負けじと施術者も力んで押せば、筋肉が壊れるに決まっています。
 
いったい、何の意味があってやるのか?
 
強押し好きな人は、患者も施術者も、もう一度考えた方がよさそうです。

投稿日:2023年1月27日

院長 折居俊樹(おりいとしき)

院長の折居です。
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整体院サンテ院長

整体師

カイロプラクター

スポーツトレーナー

自律神経調整師

剣道4段

福岡市東区志賀島生まれ。海と山、両方の自然を駆け回り育った野生児。整体への追及や意欲は、患者や同業者から『異常』や『変人』と畏れられる。

カイロプラクティック(ディバーシファイド・ガンステッド)・オステオパシー(内臓マニピュレーション・頭蓋マニピュレーション)の技術を中心に取得。

慢性疼痛治療の中心となる心理療法・運動療法を心療内科医・理学療法士に師事し習得。

その他、メンタルヘルスマネジメント・栄養学・薬学・漢方薬学・認知行動療法・睡眠法・呼吸法など各専門科に師事し習得。

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