テストは解ける問題から解きましょう

 

慢性疾患で悩んでいる患者さんは、しばしば『今日は全然動けなかった』『一日何もできなかった』という状態になり、自信を喪失してしまうのが典型的パターンです。

 

これは、解けない問題に囚われてしまっている患者さんが陥りやすい問題です。

 

テストで考えてみましょう。

 

【第1問】

 

『今ある症状を治しなさい』

 

この問題は毎朝起床するとすぐに提出されます。

 

そして、多くの患者さんは1日中この【第1問】とにらめっこして何も解けずに終わります。

 

そうして終わってみればテストの点数は0点。

 

『また今日も何の進展もなかった』

 

そんな日が毎日続けば、のび太くんだって眠れなくなるでしょう。

 

では、どうすれば良いのか?

 

答えはシンプルです。

 

【第2問】以降に目を向けましょう。

 

そもそも慢性疾患は本当に「答え」があるのかさえ分からない問題で、それに時間を費やすのは無駄にしかなりません。

 

ところが【第2問】以降はそうではありません。

 

【第2問】パジャマから普段着に着替えましょう

 

【第3問】朝ご飯を食べましょう

 

【第4問】気晴らしに散歩しましょう

 

だいたいこんな感じの基本問題がずーっと続きます。

 

確かに【第1問】が解ければ、高得点が得られるかもしれません。

 

ですが、他の問題の点数も集めれば、それで合格ラインは達成できるのです。

 

健康は「毎日の継続」という加算方式で成り立っています。

 

「100点以外は0点と同じ」という極端な思考を捨ててください。

 

解ける問題をできるだけ多く解く=できることをできるだけ多くやる

 

という継続意識が、力となり、自信となり、やがて【第1問】の答えになるでしょう。

 

慢性疾患の治療目的は【QOLとADLの向上】で、慢性疾患の【改善】は副次的に訪れます。

 

辛いことにばかり目を奪われて、当初の目的忘れてはいけません。

 

もちろん、テストを解くのは自分(患者)なので、先生(医師・施術者)の名前を書いている内は0点ですよ。

 

↑ちょっと上手い事言ったな。

投稿日:2023年9月7日

院長 折居俊樹(おりいとしき)

院長の折居です。
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整体院サンテ院長

整体師

カイロプラクター

スポーツトレーナー

自律神経調整師

剣道4段

福岡市東区志賀島生まれ。海と山、両方の自然を駆け回り育った野生児。整体への追及や意欲は、患者や同業者から『異常』や『変人』と畏れられる。

カイロプラクティック(ディバーシファイド・ガンステッド)・オステオパシー(内臓マニピュレーション・頭蓋マニピュレーション)の技術を中心に取得。

慢性疼痛治療の中心となる心理療法・運動療法を心療内科医・理学療法士に師事し習得。

その他、メンタルヘルスマネジメント・栄養学・薬学・漢方薬学・認知行動療法・睡眠法・呼吸法など各専門科に師事し習得。

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