最近、改めて気が付いたことがあります。
私は家族や患者さんを支えているつもりでしたが、どうやらそれは勝手な思い上がりだったようです。
人は、心を怪我すると、どうしようもなく弱くなります。
すごく不安で、怖くて、心細くて、一人では立っていられない程です。
きっと周りの人が楽しそうにしているのを見ると、世の中で自分が一人ぼっちになったようにさえ思えるでしょう。
私の大切な家族がそういう風に感じている事案があり、想像するだけで私は泣きたくなりました。
家族が笑顔で居られるなら、私はどんなことでもします。
元気にしてあげたいのですが、それができない時の辛さは、当事者のそれとはまた別の辛さで心がボロボロになります。
変な話ですが、そう思っている時にふと思いました。
私は、支えられていたんですね。
自分は頑張って家族を支えていると思っていましたが、私が頑張っていられるのは、家族が元気で笑って支えてくれたおかげです。
「家族を支えよう。しっかりしよう。」と勇気づけられます。
どうやら私は自分のためにしっかりできる性質ではないようです。
改めるまでもなく、私たちは支え合いで生きています。
自分が支えなければと思っている相手にも支えられています。
患者さんの中には「自分は家族に迷惑をかけているから」と思い詰めて悩んでいる方が多いです。
責任感からくる自責の念でしょうが、自分を責めてはいけません。
支え合いというくらいですから、支える順番は誰にも等しく回ってきます。
後ろめたさを感じるのであれば、その時に恩を返せばいい。
人は弱い生き物です。
大人だからとか、親だからとか関係ありません。
心の支えは誰にだって必要です。
投稿日:2024年5月3日
院長の折居です。
あなたのお悩みを解決します!
整体院サンテ院長
整体師
カイロプラクター
スポーツトレーナー
自律神経調整師
剣道4段
福岡市東区志賀島生まれ。海と山、両方の自然を駆け回り育った野生児。整体への追及や意欲は、患者や同業者から『異常』や『変人』と畏れられる。
カイロプラクティック(ディバーシファイド・ガンステッド)・オステオパシー(内臓マニピュレーション・頭蓋マニピュレーション)の技術を中心に取得。
慢性疼痛治療の中心となる心理療法・運動療法を心療内科医・理学療法士に師事し習得。
その他、メンタルヘルスマネジメント・栄養学・薬学・漢方薬学・認知行動療法・睡眠法・呼吸法など各専門科に師事し習得。
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