何でもそうですが、時間が経つとそもそもの目的を忘れてしまいがちです。
ウチで初診時に話す事は、患者さんに一番伝えたいor知ってほしい事です。
今回は『治療の目的』を再度確認して、日常を見直してみましょう!
【治療の目的はQOLの向上】
つい忘れてしまいますが、慢性症状(自律神経系や精神疾患や心身症など)の治療の目的は「症状を治す事」ではありません!
症状を抱えながらも生活の質(QOL)を如何に向上させるか?
睡眠・食事・身体活動・入浴・整容・呼吸・思考などを如何に行うかです。
「症状が治れば日常生活が上手く行く」という考えではなく「日常生活によって症状をコントロールする」という考え方をしましょう。
あなたが本当に悩んでいるのは何ですか?「症状そのもの」でしたか?
少し違います。
症状によって「普通の生活ができなくなった(QOLが低下した)事」です。
悩まない生活を送りたいのに、悩んでいては元も子もありません。
気にしてしまう気持ちはわかりますが、症状があっても愉しむ事を忘れてはいけません。
QOLが向上すれば、症状は副次的に消失していきます。
【できる事をできる限り多くやる】
症状のせいで、できなくなった事が沢山あるでしょう。
しかし、極端な思考(完璧主義、10:0思考、白黒思考)になってはいませんか?
完璧にこなすのは無理でも、ほんの少しならできる事は多くあります。
それらは決して無駄な事ではありません。
今できる事は何なのか?をできるだけ多く考えましょう。
できない事をやるのは誰でも無理ですので、できないことはやる必要ありません。
ただし、今できないからと言って今後もできない。と諦めてしまうのは、結果を急ぎ過ぎているだけです。
6割努力を心がけ、頑張り過ぎずに焦らず行きましょう。
投稿日:2024年10月7日
院長の折居です。
あなたのお悩みを解決します!
整体院サンテ院長
整体師
カイロプラクター
スポーツトレーナー
自律神経調整師
剣道4段
福岡市東区志賀島生まれ。海と山、両方の自然を駆け回り育った野生児。整体への追及や意欲は、患者や同業者から『異常』や『変人』と畏れられる。
カイロプラクティック(ディバーシファイド・ガンステッド)・オステオパシー(内臓マニピュレーション・頭蓋マニピュレーション)の技術を中心に取得。
慢性疼痛治療の中心となる心理療法・運動療法を心療内科医・理学療法士に師事し習得。
その他、メンタルヘルスマネジメント・栄養学・薬学・漢方薬学・認知行動療法・睡眠法・呼吸法など各専門科に師事し習得。
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