マッチョは病弱?

 

『筋トレをすると風邪をひきやすくなる。』

 

という話を、聞いたことがあるでしょうか?

 

健康のためにトレーニングをしているのに、そんなことないだろう。と思うかもしれませんが、実はあながち嘘でもありません。

 

実際に、高負荷(競技レベル・筋トレ)中程度負荷(趣味のスポーツ程度)低負荷(運動不足)の人の風邪をひく割合を検証した論文があります。

 

それによれば、高負荷>低負荷>中程度負荷の順に風邪をひきやすかったそうです。

 

『え、なんで?』

 

と思うかもしれませんが、これには2つの理由が書いてあります。

 

1つ目

 

およそ1時間を超える持久性運動や、心拍数が150を超えるような高強度のトレーニングを行うと、体内でコルチゾールというホルモンが分泌される。

 

コルチゾールには免疫機能を抑制してしまう働きがあるため、病原菌に対する防御機能が低下してしまう。

 

2つ目

 

高負荷の筋力トレーニングをすることで骨格筋への血流量は増えるが、その一方で内臓・皮膚・粘膜等の血流は抑制される。

 

白血球は病原菌の体内への侵入を防ぐ重要な役目を担っているが、特に粘膜において白血球を運ぶ血流が低下すると、病原菌の侵入を許しやすくなってしまう。

 

このような高負荷の運動による免疫機能の低下は、運動から数時間~1 日程度続くとされています。

 

ただ、中程度の運動をやっている人の方が、低負荷(運動不足)の人よりも、免疫機能が向上している事には変わりはありません。

 

要は、やり過ぎも、やらなさ過ぎもダメだよ。ってことです。

 

トレーニングは健康を大きく助けてくれますので、病気には気を付けて、筋力を維持していってくださいね。

投稿日:2023年5月23日

院長 折居俊樹(おりいとしき)

院長の折居です。
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整体院サンテ院長

整体師

カイロプラクター

スポーツトレーナー

自律神経調整師

剣道4段

福岡市東区志賀島生まれ。海と山、両方の自然を駆け回り育った野生児。整体への追及や意欲は、患者や同業者から『異常』や『変人』と畏れられる。

カイロプラクティック(ディバーシファイド・ガンステッド)・オステオパシー(内臓マニピュレーション・頭蓋マニピュレーション)の技術を中心に取得。

慢性疼痛治療の中心となる心理療法・運動療法を心療内科医・理学療法士に師事し習得。

その他、メンタルヘルスマネジメント・栄養学・薬学・漢方薬学・認知行動療法・睡眠法・呼吸法など各専門科に師事し習得。

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