慢性症状を知るうえで、その『要因』は初めに理解しなければなりません。
これは何の症状であれ、慢性であれば同じです。絶対に忘れてはいけません。
慢性症状は、その要因に必ず!か・な・ら・ず!「心理社会的要因」を含みます。
※心理社会的要因が分からない人は、他のブログから読まれてくださいね。
俗な言い方をすると、ストレスがない慢性症状は、絶対に無いのです。
そして、その対処法は「生活習慣の改善とQOLの向上」がメインです。
それを知らないと慢性症状はこじれてしまいます。
怖いのは「慢性症状の要因を身体的要因だけだと思い込んでいる先生」です。
「筋肉が固いのは血行が悪いからです!」
「血行が悪いのは姿勢が悪かったり、身体に歪みがあるからです!」
「歪みを治しても、また歪むので、定期的にメンテナンスをしましょう!」
こういう先生は、本当に恐ろしいです。
負担がかかる姿勢だから仕事内容を変えろ。でなきゃずっと通院しろ。
と言っている様なものです。
慢性はそうではありません。
肉親の死や、不況、訴訟、人間関係に至るまで、ありとあらゆる心理社会的要因があります。
骨の歪みも、姿勢の悪さも、さほど関係ありません。
慢性症状の要因は、もちろん、身体的要因も含みます。
でも、身体的要因より心理社会的要因の方が、占める割合が多いことは珍しくないのです。
原因不明があたり前な慢性症状ですので、そのことを患者さんには知っておいていただきたいです。
投稿日:2023年2月27日
院長の折居です。
あなたのお悩みを解決します!
整体院サンテ院長
整体師
カイロプラクター
スポーツトレーナー
自律神経調整師
剣道4段
福岡市東区志賀島生まれ。海と山、両方の自然を駆け回り育った野生児。整体への追及や意欲は、患者や同業者から『異常』や『変人』と畏れられる。
カイロプラクティック(ディバーシファイド・ガンステッド)・オステオパシー(内臓マニピュレーション・頭蓋マニピュレーション)の技術を中心に取得。
慢性疼痛治療の中心となる心理療法・運動療法を心療内科医・理学療法士に師事し習得。
その他、メンタルヘルスマネジメント・栄養学・薬学・漢方薬学・認知行動療法・睡眠法・呼吸法など各専門科に師事し習得。
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