気合いがなくても大丈夫

「気合いだー！」で何でも乗り切れるなら良いのですが、中々そうはいかないですよね。

以前の自分が分からなくなってしまった、などの問題を抱える方ならなおさらです。

実際に、患者さんが改善をしようとして、失敗するパターンがあります。

一番気を付けなければならないのが「はりきって頑張る事」です。

え？なんで？

頑張って治そうとする事はいけない事なの？

と思うかもしれませんが、失敗しやすいのは確かです。

よくある話ですが、ダイエットをしようと意気込んでウォーキングを始めるとします。

「毎日1時間歩くぞ！！」

と決心したものの、雨の日や寒い日が続くと

「今日はやめておこう」

となってしまします。

気合を入れて物事に臨むと、出鼻をくじかれた際に反動も大きくなるものです。

家で他の事をすればよいのですが、何もやりたくなくなって結局ダラダラ。

なんてことはザラです。

それ以外にも「やり過ぎて逆に疲れた」や「少しやっただけで、気分的には沢山やったつもり」などもあり、改善が上手く進みません。

肝心なのは「気合」よりも実際の「行動」です。

上手くいくコツは７～6割のペースで行動する事です。

飛べるかわからないギリギリの高さのハードルを１回飛ぶよりも、余裕の高さのハードルを２つ3つと飛ぶイメージです。

結果は同じでもチャレンジできる回数も増えますし、何より失敗しにくいです。

『今できる事を　できるだけ多く』

慢性症状のスローガンはこれです。