中途半端な整体師

どうも、中途半端な整体師、折居です。

お医者さんから見れば整体師なんて素人に毛が生えたようなもんです。

特に専門の各分野（整形外科や内科など）の症状においては毛どころかツルツルです。逆立ちしても勝てません。

ですが、病院で中々治らなかった患者さんが、整体院で治った例は意外と多いです。

何故でしょうか？

それは、整体師が中途半端だからです。

各分野に分かれて専門的すぎるお医者さんは、自分の土俵での勝負では最強です。

自分の土俵ではない患者さんは、別の科の最強の専門家に診てもらいます。

それぞれの専門知識はとてつもなく深いです。例えるなら望遠鏡です。

それに対して整体師は、お医者さんに比べたら底は当然浅いです。とんでもない方向に掘って行ったりもします。一応患者さんとの差があるので、例えるなら眼鏡です。

遠くは見えませんが、視野はけっこう広いです。

理学療法士や作業療法士には敵いませんが、簡単な運動療法ならできます。

心療内科医や精神科医には敵いませんが、心理療法の教科書くらいは読めます。

栄養学も薬学も、憶えていなくても直ぐに検索できます。

長時間並ぶほどの患者さんは来ませんが、その分一人と向き合う時間が長く取れます。

専門的で難しい症状は沢山あります。

脳の構造なんてチンプンカンプンです。

でも、人間は脳だけとか、骨や筋肉だけとか、限定的な部位だけでは生きていません。

多少大雑把でも、全体が見えている方が良い時があります。

中途半端は良くないですが、専門的過ぎるのも、たまに良くないんです。