見落としがちな『仕事を辞める理由』とは別の理由

初めから辞める気で入社している人は、あまり多くは居ないと思います。

自己都合・待遇面・人間関係、色々な理由が重なって「辞めよう」と思うに至ります。

ポジティブな理由で退職するなら良いのですが、ネガティブな理由で退職を決意した時、ほとんどの人が見落としている『別の理由』が実は隠されています。

それは『問題を問題と捉えるネガティブ思考にしてしまう健康状態』です。

長ったらしいですが本当です。

不健康な状態　→　神経伝達物質の乱れ　→　物事の捉え方がネガティブになる　→　思考の破局化　→　辞めたいと思う

この様な状態の人に「もう一度考え直したら？」とアドバイスをしても効果はありません。

本人は悩みに悩んで「退職」という決断をしているのですから、簡単に変わるものではないからです。

変えるべきは「考え」ではなく「考え方の基盤になる健康状態」です。

もし寝不足のフラフラ状態で『頑張れ』とか『こう考えてみたら？』とか言われると、あなたはこう思うはずです『それよりも先に寝させて下さい』

当たり前です。そのような状態でポジティブに考えられる人は居ません。

フラフラ状態は極端な例えですが、慢性的な寝不足も大して変わりません。

『どう思うのか』『どう感じるのか』は健康状態で大きく変わるという事です。

よく新入社員がスグに辞める問題がありますが、私の想像するに、それはプライベートな生活習慣にも要因があります。

『会社の飲み会や、同級生の飲み会で寝不足になっている』

『一人暮らしを始めたばかりで食事がテキトウになっている』

『休日に寝てばかりいて運動不足になっている』

などなどの生活習慣の乱れは、確実に思考をネガティブにしていきます。

特に、新社会人は社会人になっての生活ルーティンがまだ不確定です。自分のペースがつかめていません。

辞める理由を聞かされても『我慢が足りない』と言うのではなく

『睡眠は足りているのか？メシちゃんと食っているのか？』

と、別の角度から攻めると意外と思い当たる節があるはずです。