「不安」を解決する、唯一の方法

そもそも、なぜ人は「不安」を抱くのか？

「不安」というのは科学的には「ノルアドレナリン」という脳の神経伝達物質の働きによるものです。

緊張や不安や恐怖に直面した時、脳ではノルアドレナリンが分泌されます。

似た名前の「アドレナリン」は、ノルアドレナリンと一緒に分泌されて、心拍数を上げたり、血行をよくしたりして《動ける状態》にしてくれます。

要するに「不安」と言うのは『動きなさい！』という脳からの信号と思えば良いでしょう。

一般的に、不安を感じるのは「ピンチの状態」や「困った状態」がほとんどです。

脳としては、早くその状態から脱したいために、身体に不安を与えて急かしているわけです。

「不安」の解消法

不安な時にやってはいけない事があります。

それは「考えて解決しようとする事」です。

ノルアドレナリンを減らすには「動く＝行動」を実行して、使うしかありません。

車がぶつかってきそうな時や、何かから逃げようとした際に、考えてばかりいても解決しません。

それは、不安な考えでも同じことが言えます。

話す行為や書く行為は、心理療法でもかなりメインになります。

そして、もっとも効果の高い行動は、やはり運動です。

運動ではアドレナリンも使えますので、夜に考え事で眠られない方には特におススメです。

行動こそが、不安を解決する唯一の方法と言えるでしょう。