Must→Can→Will

例えば『痩せたい』『ムキムキになりたい』と思っているとします。

私はここ10年ずーっと思っています。

強く、強く思っています。

でも、体重は増え続け、お腹が出てきました。

理由は簡単です。

思うだけで実際に行動をしてこなかった（厳密には、少しやって飽きての繰り返し）からです。

これは慢性症状においても同じです。

どんなに慢性症状を治したいと願っても、実際に行動を起こさなければ、その願いは一生かかっても叶わないのです。

そうならないために『Must・Can・Will』を意識しましょう。

すべての物事には順番があります。

Must（やるべきこと）→Can（できること）→Will（やりたいこと）の順番で取り組むことで、目標は達成されます。

Must『生活習慣の改善』『生活時間帯の改善』

これが全ての健康の基盤となります。

生活習慣の改善を続けることでのみ健康な身体は作られ、生活時間帯を規則正しくすることで、身体に安定した睡眠や空腹のリズムが生まれます。

そうすることで体力や気力を養い、次第にできる事が増えてきます。

Can『活動性の向上』『ADL（日常生活動作）の向上』

ADLとは【ひとりの人間が独立して生活するために行う基本的な、しかも各人ともに共通に毎日繰り返される一連の動作群】と定義されています。

活動的に動くことで、廃用（筋力や各身体機能などの低下）を防ぐことができますし、そこから生じる様々な病気の予防にも繋がります。

何より、活動することでフィードバックが得られ『次はどうやればできるのか？』を考えることができます。

これは非常に大切なことです。

人は未知の事には取り組もうとしませんが、既知の事になら取り組めるからです。

Will『QOLの向上』

QOLとは「生活の質」とよく訳されますが「人生や生命の質」の意味も含まれます。

健康になるには、病気のない身体（生命）だけでなく、充実した生活や、生きがいや幸福感を感じる人生など、色々な質の向上が重要なのです。

できることが増えてきたら、自分がやりたかったことができます。

誰だって、初めからやりたいことができていたわけではありません。

Must、Can、をこなした先に、希望するWillが見えてくるでしょう。

私も自転車を買いました（must）

毎日の通勤が良い運動になっています（Can）

今度は痩せられそうです（Will）

あとは続けるだけ。