不妊症について思う事

ちょっと話題が話題なので、妊活が専門じゃない整体師が勝手に言っている事と思ってください。不快な方はここで閉じて無視しましょう。

不妊に悩む女性・男性が最近増えてきているような気がします。調べると『不妊治療』を受ける割合はやはり年々増えているそうです。

私が思う不妊の原因は、排卵因子とか免疫因子とか、そんな部分的な事ではありません。

もっと全体的な『健康そのもの』です。

昔、長年の不妊でお悩みの患者さん夫婦がいらっしゃいました。

悩みと言っても、その治療を整体でしようなんて私も思っていませんでしたから、病院に行っている話を聞いていただけです。

葉酸を処方してもらった、とか、今度何何の検査をする。とかけっこうお金もかかっていたみたいで、お二人ともくたびれていました。

当時、私が思っていたことは『こんな不健康な状態で妊娠したとして、出産から子育てまで満足にできるのか？』でした。

奥さん目に見えて疲れていましたからね。

仕事と長い妊活で精神的にも肉体的にも限界だったと思います。

疲労が祟ったのか、その内に仕事を辞められました。

半年くらい経った頃。

『妊娠しましたー！！』と旦那さんから報告がありました。

実は奥さんは、仕事を辞められた後、給料も無くなったからと、妊活を止められていました。

最後に来られた時に、仕事を辞めて肩がこらなくなった。とか、頭痛がしなくなった。と言っていました。

何が言いたいかと言うと。

『母体が健康じゃないと、そもそも妊娠「しない」んじゃないか？』って事です。

※もちろん男性側も元気じゃないといけません。今は横に置いといて下さい。

妊娠「出来ない」のではなくて、妊娠「（わざと）しない」のではないか？

これは大きな違いです。原因が変わってきます。

「出来ない」は親の考えで、原因は「身体的な理由」です。肉体の一部です。

「しない」は赤ちゃん考えで、原因は「育つ環境的な理由」です。心身ふくむ全てです。

考えてみたら「流産」の原因はウィルスなどの可能性を除き染色体の異常がほとんどで、もし生まれても何かしらの異常がある状態です。

お腹の中の赤ちゃんに、もし生物的な原始本能があるならば「産まれてもちゃんと生きられないかも」と思って細胞分裂を自らの意思で止めるのではないでしょうか？

その様な意思は、精子や卵子といった受精や着床の前の段階。「妊娠の流れ」の段階においても同じ様に働くんじゃないでしょうか？

もし、精子や卵子にも「遺伝子に組み込まれた危険回避本能」みたいなモノがあるのならば、「妊娠する・しない」を選択するのではないでしょうか？

全ては素人の私の考えに過ぎません。

ですが、大人だって相手の社会的健康（職業や人間性を含めてより良い関係を築けるか）を考慮して、結婚やお付き合いの「する・しない」を選択します。

感情や文化を排斥した自然の摂理ともいえる「妊娠」なら、なおさらだと思います。

「妊娠してから・出産してから」では順番が逆です。結婚したら働くから～って現状ヒモ状態の男性と安心して結婚なんてできないでしょ。

親の健康なくして子が健康的に成長する事はありません。子を思うあまり、親が自分の健康を犠牲にしては、元も子もないんです。

「妊娠に必要な事」っていうのは、葉酸とか、妊活体操とか部分的な事じゃなく

もっと全体的な「本人が健康である事」じゃないでしょうか。

投稿日：2022年9月7日