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不安を知る

 

身体と精神、どちらの症状でも長引くと、症状の違いに限らず誰しも抱える問題が『不安』です。

 

不安や恐怖に思う症状(不安症)が複数集まったカテゴリー(群)の事を『不安症群』と言います。

 

「不安症」の事を以前は「不安障害」と呼んでいましたが、「障害」に対する誤解や不快感を与えない表現として「不安症」という呼称が最近では広まりつつあります。

 

不安症群には、パニック症・全般性不安症・強迫症・社交不安症などがあり、呼吸が苦しくなったり、胸が締め付けられたり、異常な汗をかいたりなど、身体に様々な反応が現れます。

 

そもそも不安とは、生き物が身の危険と感じたときに起こる感情で、不安を感じる事で、危機を回避したり、上手く対応したりすることが本来の目的です。

 

不安の正体を知ることで改善できる事も多くあります。

 

まずは知識を増やしましょう。

 

【不安の正体】

 

「不安」とは何が怖いのか不明な時の漠然とした感情。

「恐怖」とは何が怖いのか明らかな時のゾッとする感情。

 

不安を感じるメカニズムは完全には解明されていませんが、大まかな流れは以下の様になっています。(ダニエル・カーネマンの早い思考、遅い思考を参考にしています。)

 

結論から言えば

「不安だ」と、理性と感情で『意識的に思う(遅い思考)』より先に、本能(情動)で『無意識に感じる(早い思考)』様になっています。

 

《①扁桃体の反応》

 

人は視覚、聴覚、嗅覚などを通じて外部からの情報を受け取ると、最初に『扁桃体』という脳の中心下にある部分が反応します。

 

扁桃体は神経細胞の集まりで、受け取った情報が危険か安全かを最優先に判断する「情動」という機能を備えています。

 

情動とは「興奮と不安・快と不快・好と嫌」といった原始的なモノで、様々な身体反応を伴う、全ての生物が生存のために最初から備えている「本能」と言えるでしょう。

 

《②情動による反応》

 

情動(快情動・不快情動)は、人に無意識的に働きかけ闘争or逃走などの本能的な行動をとらせます。

 

情動の「情」はココロを意味します。つまり「心が動く」イメージだと分かりやすいですね。ちなみに英語ではemotion(揺り動かす・かき乱す)です。

 

例)恐怖に遭遇して、体が震える・血の気が引く・汗が噴き出るなど。

 

情動は感情よりもむしろ行動に近いと言えるでしょう。

 

《③大脳皮質の反応》

 

『扁桃体』が反応した後、次に『大脳皮質』という部分が反応します。

 

大脳皮質は、情報の統合・認知・随意運動・情動行動・言語機能・精神機能・作業記憶など高次な脳機能を備えているのが特徴です。

 

原始的な「情動」と違い、大脳皮質(主に腹内側前頭前野)はホルモンや神経系の影響を受けて、より高次元な機能である「理性」や「感情」を生み出します。

 

「理性」や「感情」には、脳の遺伝的な構造・個人の経験・過去の記憶・周辺環境など様々な因子が関係していて、当然ですが個人差が生じます。

 

『本能』に対して『学習』と言えるでしょう。

 

《④理性と感情による反応》

 

情動に振り回されてばかりでは日常生活が成り立たないため、理性と感情は、意識的に情動をコントロールし、その情報が本当に危険かどうかを判断します。

 

本来なら大脳皮質(前頭前野の部分)は、扁桃体が活動しすぎないようにブレーキの役割を果たすのですが、不安症群に陥った患者さんは、このブレーキが効きづらいことが分かっています。

 

その結果、不快情動から罪悪感、自己嫌悪、懐疑的思考、当惑、嫉妬、などマイナスな感情が作り出されてしまいます。

 

《まとめ・補足》

 

大脳皮質に意識的に上がってくる感情の前に、扁桃体に無意識的に上がってくる情動というものが不安・恐怖の正体です。

 

扁桃体には顔や表情など、見た目に反応する細胞が多数存在し、これが敏感に反応するので、危険なものや不快なものに真っ先に注意が向くようにできています。

 

また、身体に違和感や不調を抱える事で、脳が緊張状態になってしまい、相手のちょっとした表情の変化でも敏感に反応してしまうので、扁桃体が余計『怖い表情のイメージ』を作りだしやすくなることも最近わかってきました。

 

こうなると、周りの人に気軽に話せない、頼めない、断れない、本音で関わることができないといったことが起こり、悩みを抱え込むようになり、相談できず、考え込んでしまい、孤独に陥り、やがて体調を崩してしまいます。

 

孤独は最も恐ろしい感情です。

 

一人で居るのと、独りになるのとでは意味が違いますからね。

 

そうならないように、相手に自分の状態を伝える話し方、語彙力、そもそもの基本情報を備えなければなりません。

 

「不安を知る」は基本情報であり不安改善の第一歩です。

投稿日:2023年11月10日

院長 折居俊樹(おりいとしき)

院長の折居です。
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整体院サンテ院長

整体師

カイロプラクター

スポーツトレーナー

自律神経調整師

剣道4段

福岡市東区志賀島生まれ。海と山、両方の自然を駆け回り育った野生児。整体への追及や意欲は、患者や同業者から『異常』や『変人』と畏れられる。

カイロプラクティック(ディバーシファイド・ガンステッド)・オステオパシー(内臓マニピュレーション・頭蓋マニピュレーション)の技術を中心に取得。

慢性疼痛治療の中心となる心理療法・運動療法を心療内科医・理学療法士に師事し習得。

その他、メンタルヘルスマネジメント・栄養学・薬学・漢方薬学・認知行動療法・睡眠法・呼吸法など各専門科に師事し習得。

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