結果に責任を負う覚悟を持つ

『慢性症状を改善したい』

と思うのであれば、それなりの覚悟が必要になります。

なぜなら、慢性症状の改善には、自助努力が必要不可欠だからです。

多くの患者さんは「急性」と「慢性」の違いを知りません。

患者さんだけなら、間違った情報が増えていないのですが

ほとんどの医療関係者も知りません。

なので「上手な先生に診てもらえば治る」

と思い込んでしまっているんですね。

違います。

それは、急性に限った症状の場合です。

慢性の場合、先生の役割は「治療」というよりも「指導」です。

そして、実際に治療となる行動をやるのは患者さんです。

なかなか改善しない患者さんのマインドに

「他力本願（病院任せ）」な部分が多くあります。

それではダメなのです。

学校でもそうですが、同じ教師に教わっていても学力に差が付きます。

小学一年生でも、三学期末には頭の良い子とそうでない子にかなり分かれます。

それは何故ですか？

教えている教師の指導の仕方が悪いからですか？

私は違うと思います。

確かに、気づきや理解力の差はあるでしょう。

勘の良い人は、コツをつかむのが上手です。

しかし、一番大切なのは「努力」です。

努力とは「継続」「反復」「理解」の積み重ねです。

テストで100点取ろうが、0点を取ろうが、自己の努力の結果なのです。

慢性症状を抱えると、非常に辛い状況に陥ります。

現状（結果）を、誰かのせいにしたくなります。

現状（結果）から、逃げたくなります。

現状（結果）からの脱却を、諦めたくなります。

それでも、改善したいのならば、それは克服しないといけません。

改善するために、行動をしましょう。

そして、その結果に責任を負い

改善するまで諦めない覚悟を持ちましょう。

それが、慢性症状を改善するという意味です。