これも！？多すぎるストレス症状

ストレスで胃に穴が開く（胃潰瘍）

ストレスで血圧が上がる（本態性高血圧）

などは、なんとなく

『ストレスが原因かなぁ・・・』

と気づくかもしれませんが、患者さんが思っているよりも、ストレスによる身体の症状は遥かに多いです。

いわゆる『心身症』ですね。

おさらいになりますが

ストレスが要因で肉体にでる身体症状を『心身症（しんしんしょう）』

ストレスが要因で精神（脳）にでる身体症状を『精神疾患』といいます。

心身症は心療内科。

精神疾患は精神科。

がそれぞれ専門になっています。

さて、心身症と聞くと、有名なのが原因不明のお腹の症状

『過敏性腸症候群（IBS）』と『機能性ディスペプシア（FD）』ですが、それ以外にも沢山あります。

意外に思うかも知れませんが『喘息』も心療内科の代表的な症状ですし『機能性高体温症』という、お医者さんにもあまり知られていない原因不明の熱症状もあります。

その他にも

ストレスで耳が聞こえにくくなった（突発性難聴）

ストレスで声が出にくくなった（心因性失声症）

ストレスで目が見えにくくなった（心因性視覚障害）

などなど、書きつくせないほどあります。

耳鳴りや、メニエール、緑内障、白内障、ドライアイ、ドライマウス・・・

本当にアレもコレもストレスが関与した症状ばかり。

『心因性』という言い方はちょっと古くて、心理社会的要因と言った方が、慢性症状の啓蒙にもなるのですが、まだまだ広がっていないのが現状です。

何が言いたいかというと

慢性症状は必ず心理社会的要因（ストレス）を含みます。

先に書いた症状は全て、生活習慣の改善が必須で、お薬はあくまで補助的だと言う事です。

なにか長引く症状があった場合は、そう覚えていてください。