どこか悪いとセットで悪くなる

「肩が悪いと、どこまで悪くなるのですか？」

と患者さんに質問をいただきました。

個人差があるので、一概には言えませんが、経験上セットで悪くなることが多い場所を書いていこうかと思います。

上半身と横隔膜

よくあるのが、肩や腕、首や頭など、上半身の症状が「横隔膜」から始まっているパターンです。

横隔膜は呼吸の要です。

不安や緊張、考え事などで呼吸機能が低下してしまう事が良くあります。

他の内臓機能にも影響はもちろん出ますが、筋肉的には肋骨を介して「上半身」全体に緊張をもたらします。

腕の痺れや、肩こり、頭痛、寝違えなど、横隔膜の施術で症状が改善する事は珍しくありません。

腰部～下半身と大腸

生理痛で腰痛がでる様に、便秘や下痢で腰痛が出る事があります。

内臓の反射は、身体のより近い場所から症状として出始める事が多いです。

便秘などを放っておくと、腰痛以外にも、背部痛や下肢の症状にまで繋がってきます。

足がつる。なども大腸の施術でとれる場合もあります。

他にも

身体は、基本的には全てが繋がっています。

場所が離れているから、機能が別だから。

という考えは思わぬ盲点を産んでしまいますので注意が必要です。

ニキビ1つとっても、寝不足や内臓の不調の表れかもしれませんので、常に身体には意識を向けておきたいものですね。