とりあえずやるコツ

前回、人がすぐに変わったり動いたりできないのは、脳のせいだとお話ししました。

そんな脳の『やる気スイッチ』であるドーパミンを上手く働かせるためのコツを今回お話ししします。

結論から言えば、コツは「質より量」の考え方です。

なかなか動けない人の特徴として考える事にウェイトを置き過ぎてしまい、実際の行動にまで至らない。というケースがよくあります。

それは「失敗したくない」「効率よくやりたい」「ちゃんと計画したい」など『質』にこだわり過ぎている。と言い換えてよいでしょう。

「量より質が大切」という言葉を、聞いたことがあると思いますが、それこそが1歩目の行動の邪魔をしてしまう思わぬ落とし穴なのです。

確かに質は大切なのですが、そもそも質を上げるには量をこなさなければいけません。

経験して初めて得られるフィードバックがあり、それを基に次のチャレンジが生まれます。

例えば、運動嫌いな人は、運動をする前から「汗をかいてべたべたする」などのマイナス面だけを考えてしまい、実際に行動することができません。

行動していないから、どれくらい動いたら、どれくらいの汗をかくのか？それすらわからないのです。

そんな状況では、いくら考えようが一向に前には進みません。

軽目の運動で良いので、数をこなしてみるといいのです。

運動で得られる爽快感は、汗のべたべたする嫌な感じを遥かに凌駕することに、改めて気が付くでしょう。

それこそが、次の行動に繋がるフィードバックであり、質を上げる材料にもなるのです。

それに、お金であれば安物買いの銭失いは避けるべきですが、体力と時間は惜しんでも貯まるものではありません。

使わなくても無くなるのであれば、勿体ないと思いませんか？ 

4の5の言わず、1歩目だけ進みましょう！

とりあえず、質より量です！