ある時から突然不安で自動車の運転ができなくなった方の症例

ある時から、急に車に乗れなくなった患者さんです。

通勤先までは車が必須にも関わらず、車に乗るとパニック発作を引き起こしてしまい、ご家族の方に送迎をお願いされていました。

乗り物そのものがダメというわけではなく、1人で乗っている状況で『またパニックになったらどうしよう』と思うと恐怖だとおっしゃってました。

パニック障害は、発作自体よりも予期不安で悩まれる事の方が多いです。

何が問題かは重要ではなく、悩んでいる事自体が問題になってしまいます。

しかも、1人でやれていた事が出来なくなることで『家族や周りに迷惑をかけているんじゃないか？』と思ってしまい、更に不安や焦りが生じて生活に支障が出ます。

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不安で眠れない。

眠れないと朝が辛い。

辛いとパニックになりそうな気がする。

そんな悪循環の中で仕事に取り組むのはめっちゃ大変です。

『早く1人で何でもこなせる状態に戻る』を目標に通院して下さいました。

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パニックにしろ何にしろ症状改善の要は『睡眠』にあります。

今回は、後頭部と横隔膜の過緊張や、胃腸に溜まったガスが身体をこわばらせて睡眠やリラックスの邪魔をしていました。

まぁ、長引く症状はほとんどだいたい同じ。

ちゃんと寝れる様になってくると、朝がスッキリ起きれる様になるし☀️。

朝がスッキリだと不安も感じなくなるし。

なんだかんだで結果的にパニックも改善します。

また、ご自分で車に乗って通勤できましたとご報告をいただきました‍。

当たり前の事が出来るって、本当に素晴らしいですね！！