ゆっくり休む？もう少し頑張る？

目安を計る『ヤーキーズ・ドットソンの法則』

なんだか意欲的になれない。全然やる気がでない。

そんな時に「ゆっくり休む」方が良いのか？それとも「もう少し頑張る」方が良いのか？

どちらかを選択することで解決に向かうのですが、全く真逆の行動のどちらを選択すべきか非常に悩むところです。

図は『ヤーキーズ・ドットソンの法則』と言って、ストレス量とパフォーマンス（成果・や達成感）を関連させた概念です。

結論から言えば、どちらを選択するかは『パフォーマンス』が向上しているかどうかが基準になります。

そもそもストレスというのは、受ける人の健康状態で異なり、その時におかれた環境によっても異なりますから、誰にでも好調な時と不調な時があります。

例えば職場での仕事（ストレス）で考えてみましょう。

役職や仕事内容を「やりがい」と感じる人も居れば、逆に「重荷」に感じる人、楽過ぎて「退屈」と思う人もいます。

低い：仕事が簡単・少ない「暇を持て余す」状態　＝　モチベーション・能力は下がる

↑

適度：仕事が質・量ともに適度「頑張れる」状態　＝　モチベーション・能力は上がる

↓

高い：仕事が困難・多すぎる「余裕がない」状態　＝　モチベーション・能力は下がる

このように、仕事の量や時間や内容が、少なくても多くても人のモチベーションや能力は低下してしまうのです。

ベストパフォーマンスを発揮するには、どれくらいのストレス量が必要なのかは、ほとんどの場合自分にしかわかりません。

上司がストレスとパフォーマンスの関係に精通していれば機微をコントロールできるのですが、余程観察していない限り困難でしょう。

過度なストレスの方が圧倒的に多い世の中、自分の身を自分で守る術は必須スキルです。

逃げるのは恥ではないし、その上パフォーマンス向上の役にも立ちます。

ゆっくり休むのか？もう少し頑張るのか？

ご自身のパフォーマンスを鑑み目安を計ってみてはいかがでしょう。