『慢性疼痛』を知りたいなら、この先生が推し！

私が『慢性通痛』について興味を持ったのは、ほんの５年前くらいです。

それまでも、施術歴はそこそこあるので、なんとなく慢性について疑問に感じていたり、調べていたりしていたのでしょうが

「慢性疼痛」という言葉の意味を、人に説明できるまで深く知れたのは、3人の先生のおかげです。

今回は、慢性疼痛に悩む患者さんや、慢性疼痛を知りたいと思っている先生に、知っていただきたい先生と、その著書で読んでいただきたい本をご紹介します。

北原雅樹先生

（横浜市立大学付属市民総合医療センター・ペインクリニック診療教授）

北原先生のYouTubeチャンネル『北原先生の痛み塾』は慢性疼痛を、わかりやすく説明して下さっています。

先生ご自身が、慢性疼痛の先進国であるアメリカに臨床留学されていたご経験もあり、慢性疼痛の最前線にいらっしゃる先生です。

お勧めの本は「慢性痛は治ります！」

牛田享宏先生

（愛知医科大学病院副院長・学際的痛みセンター長）

牛田先生は、厚生労働省の「難治性疼痛の実態の解明と対応策の開発に関する研究」において「慢性疼痛ガイドライン」作成にあたり班長を務められた先生です。

慢性疼痛の最後の砦ともいえる「集学的（学際的）痛みセンター」のセンター長である先生は、日本の痛み治療をリードされている存在です。

お勧めの本は「いつまでも消えない痛みの正体」

橋本敬三先生

（操体法創始者・温古堂診療所開業者）

橋本先生（明治30年～平成５年）は、「慢性疼痛」という言葉こそ使われていませんが、そのお考えは「慢性疼痛」治療そのものです。

まだ、世界中で慢性治療について模索していた時代に「操体法」という運動療法のような治療を考案されて、数々の難病に対処されてきました。

橋本先生の驚くべきところは、当時の「医者が治す」という概念を、ひっくり返す考えを持たれていたところです。

「病体を健康体へと逆転する」考えは、この当時では盲点だったのではないでしょうか？

お勧めの本は「万病を治せる妙療法—操体法」

健康の知識は、人生の学となります。

専門ではないから。

医療者ではないから。

ではなく、生涯必要な知識ですので、知っておいて損はありませんよ。