⑦摂食障害に陥る

摂食障害

摂食障害は主に過食と拒食に分かれますが、私は『拒食症（神経性痩せ症）』でした。

7月頃から徐々に人格が変貌した私は、妻とも喧嘩が絶えず、その影響からか、妻の作ってくれた料理が食べられなくなってきました。

初めは料理がどこか味気ないくらいに感じていましたが、喧嘩して嫌々食べるのですから、そんなものだと思っていました。

それから程なく『噛む・飲み込む』の当たり前の動作が難しくなってきました。筋力が低下しているとか、嫌々だからとかではありません。やり方がわからなくなったのです。

それまで普通に食べられていた食事。母や飲食店の料理も、コンビニで買ったおにぎりも、いつしかほぼ同様に食べられなくなりました。

唯一、職場での昼食は雰囲気のおかげか、精神的にも割と平気で普通に食べられました。胃腸が弱っていたのか、吐いてしまう事が多かったです。

カニカマ1袋と酎ハイ1缶。

1日に食べられる食事がこれだけになりました。2ヶ月経った頃には体重が75キロから64キロになっていました。

元々太り過ぎていたので、プラス思考で考えていましたが、作ってくれた人には辛い思いをさせてしまったと思います。

ただ、いつまで食べなくてもお腹が空く感覚は、全くありませんでした。

投稿日：2022年11月28日