腰痛にお悩みの方

痛みそのものの原因は2つです。炎症（急性）と筋肉痛（慢性）です。

筋肉痛は筋トレをイメージする方も多いでしょうが、この場合の筋肉痛は『炎症がない筋肉の緊張』と思ってください。筋トレ後の筋肉痛は炎症アリです。

炎症ならロキソニンなどの消炎剤が効きますし、飲まなくても安静にすれば長引きません。ぎっくり腰のピークは炎症が原因ですね。

一方で、長引くのは筋肉痛です。専門用語で筋・筋膜性疼痛と言います。

たかが筋肉痛と侮ってはいけません。陣痛もある種の筋肉痛です。

筋・筋膜性疼痛がおこる原因は沢山あります。

多くはストレスから生じる緊張なのですが、ストレスの原因は？と言われると多岐にわたり追及できません。借金なんかも腰痛の原因になりえます。

ヘルニアや狭窄症を腰痛の原因と診断された方も多いでしょうが、それ自体が痛みを引き起こすわけではありません。現にレントゲンに異常があっても痛みのない場合が良くあります。

①「骨の歪み」

腰が曲がったご高齢者を想像していただくと分かりますが、普通にけっこう歩いています。筋肉の緊張と骨や関節は無関係とまでは言いませんが、絶対ではありません。

②「湿布」

急性（炎症）なら構いません。ですが慢性（筋肉痛）の場合は冷やすのは逆効果になります。温泉の効能に腰痛とかいてある様に、慢性の場合は温めるのが有効です。

③「コルセット」

急性なら構いません。ぎっくり腰初期などはむしろやった方が良いです。寝る時はNGです。慢性の時は同じくNGです。多少痛むくらいであれば動かした方が良いでしょう。炎症がブリッ返す程の運動は控えてください。

※生活習慣10箇条が在りきです。

《急性腰痛》

冷やしましょう。安静にして炎症が起きないようにするのが大切です。慢性化させないためには、動ける様になったら動く事です。

《慢性腰痛》

・デスクワークの場合、背中を丸めて作業するのはいけません。椅子に深く座り、背もたれに寄りかかってヘソからみぞおちの間を伸ばすだけでも腰痛は軽減します。できるだけ身体が接する面を増やしましょう。

・お腹（下痢や便秘）は腰痛と深く関わります。そちらの改善も同時にしましょう。

・足を組むのはダメじゃありません。疲れたら交互に組んだ方が良いです。

・当院に来ましょう。その方が早いです。